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新 舞妓日記 446

最近きれいになったね

カラオケうまくなったし

明るくなったね

とよく言われる。

どこへ出かけても

誰かに声をかけてもらえる。

居酒屋のバイトがきっかけだと思う。

けど、以前もこういうお店でバイトしたことはあった。

それなりにお客さんも着いたけど

こんな展開になったのは想定外。

この週末も

誰かしら連絡してきてくれて、

遊びに来てよと言われる。

ある居酒屋のママは

舞妓ちゃんが来ると

お客さんが増える

と言ってくれる。

男の子が欲しかったのに

残念だったわ

と言われて育った。

養子に出される話も何度かあったようで

他の家庭で育ててもらっていたらどんな人生だったのかな?と思うことがあった。

自尊心が低い。

自分のことが嫌い。

確かに他の人よりは

紆余曲折いろいろあった。

それなりに生きてきた。

力尽きて

死にたいと思うこともあったし、

実際死にかけたし。

何でみんな優しいんだろ?。

舞妓ちゃんは甘えベタだね

みんな舞妓ちゃんが来ると楽しいから呼ぶんやし

素直に甘えればいいんだわ

と言われる。

少年野球の親コーチやら

消防団の幹部の方々やら

市長や市議会議員さんに

商工会議所の中小企業の社長さん方々

お客さんには、

いろんな人がいるけど

みんな

あたしのこと覚えていてくれて

他の店で会っても

必ず挨拶してくれたり

ごちそうになったりする。

不思議でならない。

いらない子だったあたしが

みんなにかわいがられていることが。

子どもたちも真っ直ぐに大きくなってくれて

こんなめちゃくちゃな母親ながら

何とかやってこれた。

これからは自分のこと

大事にしてあげようと思えるようになった。

みんながかわいがってくれるのがほんとに不思議でならないけど。

今は乗っかっとけ。

明日、またひとつ歳をとり、

新しいステージを始める。

その前に、振り返っておこうと思った。

高い山には深い谷。

ならせば同じ。

だから人生のひだも深みもあるとあたしは思う。

これからの展開が楽しみになってきた。