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この世界の片隅に 漫画 映画

先月、原作漫画を見て、とても感動し

先日、映画を見て、とても感動であります。

人間の原点となる感情と前向きさ、

助け合う、分かち合う、とは

どういうことなのか、

現代のこの殺伐とした時代において

見失いがちな人間とはどういうものなのか、

を知らしめる、私にとっては、

とてもありがたい作品でありました。

心の歴史に刻まれる作品です。

特に私はロストジェネレーション世代ですから

何かを失っている時代を生きた世代ですので

そんな私が、この世界の片隅に を見ると

懐かしい原点感情を思い出す、気づかされますが

上に世代、下の世代では、この映画を見ても

また印象が違うのかもしれない。

君の名は、私にとっては歴史に残る内容でも

胸がキュンキュンする内容でもなく

まぁ良い作品だったかな、程度の印象なのと同様

君の名は、ファンからすれば、この世界の片隅に、も

印象に残る作品ではないのかもしれない。

また実際に戦争を味わった人からすれば

あんなものじゃない、もっとひどい有り様だった、とか

もっと言えば戦争のトラウマで、戦争関連の映画を

見ることすらないかもしれない。

もし私が高校生の時に見ていたら、ピンときてないかもしれない。

特に一番心に残ったシーンは、ラストです。

映画では分かりずらいのですが、原作漫画の方では

しっかり描いてあるシーンで、最後に引き取られる女の子。

お母さんが死んでしまって、ハエがたかっている。

でも女の子はお母さんが、生きていると思って

寄り添っている。

しかし、そのままじゃ、死んでしまうので、とぼとぼと

歩き、倒れ込んだ先で、すずが落とした米を拾う。

すずが女の子に、あげるよ、と言った次のシーンです。

映画では分かりにくい。

その女の子はすずのことを自分のお母さんだと思い

自分は餓死寸前なのに、お母さんのに米をあげようとする。

これは、やなせたかしさんが描きたかったアンパンマンそのものの

分かち合い精神です。

こんな健気で痛々しいシーンを見せられると

感極まってしまいますし

あのような光景、似たような光景が実際にあったのだろう、

とも思います。

とても残酷な歴史の中に人間らしさを描いた

素晴らしい作品でありました。

絵もとても優しい絵でしたしね。